プログラマーとはなにか
投稿日:「プログラマー」という職種がある事は知っていても、プログラマーがどういった人達なのかを知らない人も多いと思います。
そこで、プログラマーという職種について
現役プログラマーである自分の意見も交えながら説明しようと思います。
1.ITカースト最下層!?プログラマーの位置づけ

システム開発の現場では、上記図のような体制をたてて開発を実施する現場が多々あります。
プログラマーのポジションは一番下である場合が多いです。
業種別年収サイトを調べてもIT業界の年収の額は
マネージャー > システムエンジニア > プログラマー
となっている場合がほとんどです。(たぶん全部そうなってる)
年齢が30後半以上の技術者がプロジェクトチームを作る時は「開発をする時には上記のような体制を作るんだ!」といった考えを持っている技術者も多く
プログラムを作る人=最下層の位置の人
という考えを持っている人も少なくありません。
何故、プログラマーの位置が一番下なのかというと
・マネージャー&リーダ = 取りまとめ役なので
役職者がする。
・システムエンジニア = 頭を使う設計をする。
・プログラマー = 誰にでもできるプログラミング
をする。
といった考えをもっているエンジニアが多いからです。
誰にでもできる仕事だし、人件費の安い海外へ発注するのが得じゃん。わざわざ日本人がやるまでもない。
という事で10年くらい前までは、プログラム部分を中国等の人件費の安い海外に出す会社が多かったです。
(そして大失敗する。プログラミングは重要な部分なので軽視したらダメ!)
※最近ではプログラマーを重要視する現場も増えてきましたが、地方都市ではこのような考えが多いです。
2.間違った「プログラマーについて」の説明記事

ポジションが一番下と思われているプログラマーについて説明しているサイトで
プログラマーとはといった感じのタイトルの記事を見ると、だいたい以下のような事が説明されています。
・システムエンジニアが設計書を作る。
・プログラマーはシステムエンジニアが書いた
設計書をつかってプログラムを作成。
この説明を見ると、システムエンジニアが設計書を書かないとプログラムできないと、とらえてしまいそうですね。
プログラマーの上の立場の人(システムエンジニア)が設計書を作ってくれたおかけでプログラムができる!それがプログラマー!
と説明されているようで、プログラマーとしては見ていてあまり良い感じでは受け止めれない記事が多いです。
システムエンジニアがきちんと設計すれば、あとは簡単なプログラミンだけ。 だからプログラム部分は海外や下請け会社といった人件費をなるべく抑えて片付けてしまえばプロジェクトはうまく行く。
と思われていた時代が長く続いていました。。。
3.プログラマーの重要性

ITカースト最下層でシステムエンジニアがいないとプログラムできない とレッテルを貼られたプログラマーですが、実はシステムを開発するうえではかなり重要なポジションなんです。
なぜ、重要かというと「プログラミングすることによって依頼主の欲しいシステムを作れる」 という技術を持っているのはシステムエンジニアでもなくマネージャーやリーダーでもなく、 プログラマーだからです。
一応、システムエンジニアもプロジェクトリーダー&マネージャーも下積み時代はプログラマーだったというスタンスなのですが、 「最近のプログラムは自分には分からないから若い奴(新人とか)がプログラムすればいい」と思っていてプログラミングができない人がほとんどです。
※ これについては別記事で説明したいと思っております
4.まとめ
プログラマーというITカースト最下層という扱いなのに筆者(えび)が何故年収1000万を目指すのかというと、 最近はプログラマーの重要性が認められてきたからと感じているからです。
東京はそうでもないのかもしれないですが、地方都市は最近やっと開発する人が認められてきていると感じる
よく、IT業界はキツイ業界だとか言われてきたのは、このプログラマーが最下層で頑張ることでプロジェクトがうまく行くように 耐える事が求められてきたからです。
しかし、最近では「結局プログラマーがいないとシステムできないじゃん」「もっとプログラマーを大切にしないと」
といった考えを顧客が意識してくれる現場が多くなり、 システム開発会社の人達の上層部も「プログラマーは最下層な人種だけど、顧客が言うなら... まぁ... ムリはさせまいか...」 といった考えがシステム会社内で増えてきて仕事がやりやすくなってきたからです。
なので、プログラマーは下記のようにまとめれると思います。
・ITカーストは最底辺。
・最底辺の仕事なんて人件費かけたくない。
・だけどプログラマーがいないとシステムの
開発ができない。
・だから重要さが認められてきた職種。
上を目指すには、年収1000万を目指すには一番面白い職種がプログラマーなのではないかと思います。
※会社の文化によってはプログラマーが認められている会社もあるので、全てがそうではありません